あなたは、初めて自分は老けたな・・と、感じた時は何時ですか?
私は普段からあまり鏡を見ないのですが、40代の頃でしょうか・・
まじまじと鏡に写った自分の姿を見た時に感じました。
そして、ショックだったのは、白い鼻毛を発見した時です。
人間は年齢を重ねれば老けていくのは当然なのですが、
そこには
老いを認めたくない
自分がいます。
誰もが、何時までも若くありたいと願うのでしょうが、
自然の摂理に逆らうことはできません。
人はあの手この手で老いをなんとか隠そうとするのですが、それには限界があります。
ただ、
「綺麗な老い方」
というのはあると思います。
「人間(男)は40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て」と語ったリンカーン大統領の言葉のように、人間の生きざまというのが顔に現れるてくるのは40歳前後だと思います。
年を取れば取るほど、生きざまは顔に現れてきます。
人間の身体的な老いというものは個人差もありますし、仕方がないものですが、
生きざまは変えることができます。
ある年齢になったら、必然的に老いと向き合わなければなりませんが、
出来れば、
「綺麗な老い方」
をしたいものです。
「綺麗な老い方」をする為には、
生きざま
が重要になってきます。
それでは、
どんな生きざまをすれば良いのでしょうか?
高齢者でもカッコいいなと思う生きざまの方々が沢山います。
私は音楽(とくにJazzとClassic)が好きなので、個人的にカッコいい生きざまをしているなと思う人物に、
ジャズサックスプレイヤーの渡辺貞夫さん(1933年生まれ85歳)
そして、
ジャズピアニストの秋吉敏子さん(1929年生まれ88歳)がいます。
お二人とも現在も尚、現役でバリバリで活躍しています。
Classicの世界ではピアニストの室井摩耶子さん(1921年生まれ97歳)は、97歳を越えた今でも現役です。
女優の吉永小百合さん(1945年生まれ73歳)や山本陽子さん(1942年生まれ76歳)は、今でも美しいですよね。
漫画家の「やなせたかし」さんは2013年に惜しくもお亡くなりになられましたが、有名な「アンパンマン」がヒットしたのは69歳の時、その後もお亡くなりになられる94歳まで現役でいました。
高齢になっても、
現役を貫き通している生きざまは
カッコいいですね。
そして、そのような方々はすべて
「綺麗な老い方」
をなさっていると思います。
もちろん、有名人だけでなく、カッコいい生きざまをしてきた高齢者というのは、数限りなく存在します。
そんな人たちに共通して
言えることは
「生涯現役」
であるということです。
そして、生涯現役であるためには、
1.好奇心が旺盛であること
2.常に向上心をもつこと
3.くじけない強い心をもつこと
が重要であると、「老いの工学研究所」の代田耕一氏は語っています。
さらに、
「生涯続けられる仕事は幸せな老い方を約束する」「隠居は不幸の始まりである」
とも語っています。
私は現在、長野の閑静な別荘地に在住していますが、そこには人生早々と引退して、自由気ままな隠居生活をしているお金持ちの方々が沢山おります。
しかしながら、
そのような方々に関しては、誰一人として魅力を感じません。
我われのような貧困老人であっても、生涯現役でカッコいい生きざまをすることは可能です。
もちろん、
生涯現役でいるためには、老後に向かって出来る限り早く準備することが必要ですが、
今からでも決して遅くはありません。
今出来る事、やらなければならない事を着実にこなしていきましょう。
そして、お互いに「綺麗な老い方」をしていきましょう。