私の場合、歯科技工士を辞めてすぐに行ったのが、このヤフオクでした。
売れそうなものはすべて出品しました。
たった一つだけ入札されずに処分してしまったものがありますが、それはオイルヒーターです
(重量と大きさがあり、送料が問題になったと思います)。
それ以外のものはすべて落札されました。
手取り総額は100万円以上になったと思いますが、お金が急遽必要な時でしたので、とても助かりました。今でもピンチの時は利用しています。
とは言っても、出品するものってなかなか無いですよね。
私が出品物を入手する先は、勤め先の会社の廃棄物置き場だったりします。
けっこう使えるようなものが沢山捨ててあります(もったいない)。会社としても、不用品をゴミで出せばお金がかかるので、リサイクルとしては最高です。
もちろん、社長には了解済みですが、もし売れなかった場合は会社に戻すのはNGですので、
個人で処分することになり逆にお金がかかります。もちろん会社の名前が入ったようなものはNGです。
知り合いから不用品を頂いて出品する場合もあります。基本的に個人の持ち物以外で利益を得る場合は、古物商の許可申請が必要になるので、いずれ申請するつもりでいます。
高齢者になってからお金を稼ぐというのは、本当に大変なことです。
何処かに勤めるとなれば、時給は最低賃金と考えたほうが良いでしょう。
仮に、時給800円で一日8時間、月に20日間働いても128.000円にしかなりません。手取りはもっと下がります。夜も仕事をして、Wワークで稼いでも月に20万円がやっとこです。
もちろん、
これに年金が加算されますが、
65歳までは満額もらえません。
しかも、
年金は今後下がる一方です。
私のような自営業者であれば、基礎年金だけですのでさらに厳しい状況です。
さらにさらに、
私は年金を繰上げ受給していますので月に支払われる年金は4万円ほどです。
しかも、家のローンや教育ローンなどの借金が1000万円近く残っています。
本来であれば、来年65歳になれば家のローンを完済し、個人年金が月々13.5万円、基礎年金を合わせると月に20万ほどになり、小規模企業共済のお金は700万円ほどたまっている予定でした。
貯蓄も数百万はありましたので、細々と老後を暮らしていくことは出来たと思います。
歯科技工士という仕事も自営でしたので、70歳過ぎても続ける事が出来るだろうと思っていました。
しかし、人生は大きく変わり、職を失い借金地獄に真っ逆さま・・・
時給○○円の仕事を見つけるのにも苦労する人生。
とても一つだけの仕事だけではやっていけません。
ちなみに、私が一番働いていた時期は、
午前4時半に家を出て、午前5時~8時:スーパーの品出し(時給800円)、午前8時半~午後12時半:食品加工会社(時給750円)、午後2時~午後5時:塗装会社(時給800円)、午後6時半~9時半:Mスーパーのナイトマーネジャー(時給1.000円)、帰宅は夜の10時過ぎ・・・
これだけ働いても一日にたったの10.800円です。
一応、週休一日は何とか取れましたが、スーパー関係は土日祝日勤務も多かったし、何と言っても、朝5時からの品出しはシンドかった。
これは二度とやりたくありません。
しかし、
やはり一つだけの仕事だけでは老後を生き抜いていくのは難しいです。
もちろん、
それなりの年金や貯蓄のある方は別ですよ。しかし、そのような方々は、このブログは読んでいないでしょう。
結論から申し上げますと、
貧困老人がこれからの老後の人生を生き抜くためには、キャッシュポイント(収入源)を幾つか確保する必要がある
ということです。
1.まずは、手取りが少なくても、 安定して長く働ける職場を探す。
2.どうしても、お金が無い場合は 私のように年金の繰上げ受給をする。
繰上げ受給に関しては、一度手続きしてしまうと生涯その金額になってしまうので、
慎重に検討した方が良いですが、将来的に年金制度がどこまで持ち堪えるかを考えた場合、
貰えるうちに貰っておいた方が良いという考え方もあります。
3.ヤフオクなどを利用してネットでお金を稼ぐ
4.シルバーや派遣会社に登録して 単発の仕事を引き受ける
単発でも、馴染みになると常に仕事がくるようになります。また、短期から長期の仕事になる
場合もあります。
5.自営で起業する(比較的簡単にできる仕事としては便利屋などがあります)
独立経験ゼロの人にもデキた素人が便利屋で開業するための7つのステップ
個人的には、この先3と5を考えています。今後、高齢化社会はさらに進んでいきますし、
インターネットの世界も進化していくでしょう。
高齢化社会、そしてインターネット、この二点がビジネスチャンスのポイントになります。
今や高齢者であっても、PCやスマホは必須の世の中です。キャッシュポイントを
多く持つためにも、WEBを最大限利用するということが、厳しい老後を生き抜く為の
鍵になると思います。
また、自分も高齢者ですが、高齢者向けのビジネスは、まだまだ開拓の余地があると思います。
いつまでも、時給○○円の仕事だけに拘っていたのでは、体力も気力も持ちません。