リンゴ園を副業でやってみました

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こんにちは、モリフクです。

今回も前回に引き続き、

私が今までに勤務してきた仕事についてお話します。

記憶が定かではない部分もあるので

仕事の時期が多少前後することがあるかもしれません。

53歳の時に結婚したことはお話しましたが、

彼女と付き合い始めたのはその4年ほど前からです。

(結婚に関しては、また別の機会にお話しします)

妻の実家で義父がリンゴ農家(定年後の趣味程度ですが)

をやっていて、結婚する少し前から、少しだけお手伝いをしていました。

当時のりんご園の写真↓

私自身、今まで生きてきた中で農業とは全く無縁でしたので、

農業のことは全く分かりませんでした。

義父に一番最初にお願いされたのは畑の草刈ですが、

エンジン草刈り機の使い方すら分からなかったです。

今から思えば大笑いなのですが、草を刈るように言われたものの、

どこからどこまで刈っていいのかも分からず・・・

しかも、雑草と間違えて他人の土地の畑の麦を

半分ほど刈りこんでしまったことがあります。

いや~怒られました。

あとで土地の持ち主に義父と一緒に誤りに行きましたが、笑って許してくれました(心の広い人でした)。

リンゴ園を手伝うようになってから、

私の主な仕事は農薬散布(防除)の作業でした。

年間で13回農薬を撒きます。

素人の立場からすると、こんなにも撒かなければいけないのか?

と、思いますが実際に必要なことで、規定回数を撒かなければ病虫害にあってしまい、販売出来るようなリンゴは作れません。

しかも、その農薬散布(防除)は、朝方の風の無い時間帯でなければなりません。

理想的には朝の4:00頃。

さすがに、朝の4:00というのは無理で、5:00頃に散布していましたが、それでもかなりシンドかったです。農薬は一度調合してしまうと、なるべく早く撒かなければならなので(効力が無くなってしまう)、散布する直前に調合します。

それ以外には、春になってリンゴの花が咲いた頃に摘花という作業があります。

花は後に果実になるので、良い果実になりそうな花を残してあとは落とします。

花が果実になってくると、また、良い果実だけ残してあとは落とすという摘果という作業を行います。

この作業は数が多いので、とても大変です。

妻はベテランなので、この作業をいとも簡単にやってのけます。

ちなみに私はとても遅いです。

あと、大変なのが草刈ですが、

刈っても刈っても雑草が生えてきます。

4月~10月頃までは始終草刈作業があります。

本業の仕事がある場合は、マジでシンドイです。

そして一番難しいのが、剪定です。

何度も講習会に出ましたが、剪定の結果が出るのは数年先だったりします。

下手をすると果実が全く出来なくなってしまうこともあります。

これは生涯をかけて勉強していかなければなりません。

このリンゴ園の手伝いをしていた頃は、まだ歯科技工士の仕事をしていましたが、だんだん収入が減ってきた時期でもありました。

私が結婚した53歳の頃になると、義父は介護が必要になり、

リンゴ園は私たち夫婦に任されることになりました。

ちょうど歯科技工の仕事が減ってきて、将来に不安もあったので、

このリンゴ園を副業にしようと考えました。

義父の入っていたリンゴ部会にも出席するようになり、

農協主催の果樹講習会に、何度も足を運びました。

趣味で育てるリンゴとは違って、実際に収益をあげる為の

リンゴ栽培は、想像以上に大変なものでした。

義父の小さなリンゴ園(10アールほど)では足りないので、

後継者が居なくてリンゴ園をやめようとしていた、

知り合いのリンゴ園(こちらも10アールほど)も借りることにしました。

農業の仕事というのは、苦労な割りに収益が少ない

ので、後継者不足でやめてしまう農家が多いです(高齢化も進んでいます)。

とりあえず、二箇所のリンゴ園で本格的に副業としてやり始めました。

しかし、現状は甘くはありません。

苦労して、まる一年かけてリンゴを育てても、

やりはじめたばかりのド素人の作るリンゴと、

何十年も経験のあるリンゴ農家の作るリンゴとでは、

出来上がったものは全く違います。

長野県はリンゴの産地として有名ですので、

大規模なリンゴ農家が沢山あります。

同じ土俵で勝負したのでは、全く勝ち目はありません。

ただ、出来上がったリンゴ自体はとても美味しかったです。

リンゴの味は、ほとんどが土地で決まります。

ただ、見栄えの良いリンゴは簡単には出来ません。

出来上がったリンゴの販売に関して、

最初は知り合い関係を伝(つて)にして販売しましたが、

とりあえず、すべて完売しました。

オリジナルのリンゴジュースも大人気ですべて完売です。

通常だったら売れないような省きのリンゴも

インターネットですべて売り切りました。

しかし、すべての売り上げの合計は

一年間でたったの40万円ほど・・・

しかも、かかった経費がばかになりません。

農薬代だけで、年間10万円以上(これが一番かかります)。

出荷する時に使うダンボール箱、

リンゴを入れる緩衝材なども思った以上にお金がかかります。

草刈にかかったガソリン代やチップソー代等・・

リンゴの選別にも時間がかかります(出荷の時期は徹夜になります)。

出荷せずに省いたリンゴは農協でタダ同然で引き取られます。

しかし、私はたった一つのリンゴも農協には出しませんでした。

要するに、

農協が儲かるように出来ている

のです。

農協はタダ同然で引き取ったリンゴを、

けっこうな値段で売ります。

農協は農家の味方ではなくて、

農業を真面目にやっている人たちから

お金を巻き上げているというのが現状です。

米作りも同じです。

妻の実家ではお米も作っていましたが、

手間隙かけて作っても買った方が安いということでやめてしまいました。

農業はよほど大規模でやらない限り、

収益をあげるのは難しい仕事である

ということを実感しました。

そして、

農業で収益を出すには、片手間では出来ない

ということです。

また、大失敗だった原因は、少しでも現金化しようと

価格を安くしすぎてしまった

ということがあります。

消費者の立場からすると、

リンゴの値段は高いと感じますが、

それなりの値段でなければ採算が取れない

ということを実感しました。

その後も、毎年、収穫の時期になると

楽しみにしているお客様から注文が来るのですが、

お断りせざるを得ない状況になってしまいました。

Wワークをするようになってから、

ほとんど畑の手入れをする時間が無くなってしまったのです。

それでも、数年前までは何とか続けていましたが、

手入れを怠るとリンゴ園は病虫害にやられてしまいます。

しかも、リンゴ園に行く時間が無いので、

苦労してお金をかけて育てたリンゴはすべて盗まれてしまいます。

何時の日か、

リンゴ園は復活させたい!!

そんな思いも強いのですが、

リンゴだけでは生活は出来ません。

とくにリンゴの場合は、苗を植えてから

出荷できる果実がなるまでに最低でも5年はかかります。

自分の年齢を考えると、かなり厳しい

かな・・と思います。

趣味でなら出来ると思いますが・・・

結論を申しますと、

農業でそれなりの収益をあげるのは、

ど素人では無理である

ということです。

次回は番外編の仕事についてお話したいと思います。

何とか、自営の仕事で稼げないか・・・

そんな思いから、妻と一緒にやってみた仕事です。

最後まで読んで頂きまして、どうも有難うございました。

モリフク

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